年末・年始恒例の川柳発祥の地・台東区発「川柳コンテスト」です。
今回のテーマは、「一番」です。
ランキングの頂点はもとより、最も輝いた瞬間や勝ち取った無上の喜びなど・・・ジャンルを問わず、あなたが感じた「一番のこと」をテーマにして作品をご応募ください。
作品は、インターネットまたは投句箱へ投句のいずれかの方法でお寄せください。お一人様3句までご応募いただけます。
応募の際は、「作品」「お住いの地域」「氏名」(柳号が有る場合は併記)「電話番号」「メールアドレス」所属される「句会・学校名・サークル名」を明記して下さい。
投句箱への投句の場合、白紙用紙、短冊、チラシ裏面の応募用紙など用紙の形式は自由です。
浅草国際通り商店街連合会を含む蔵前から三ノ輪までの商店街同士が連携して、日本一長い商店街「東京国際通り振興会」を発足しました。
主催:国際通り公栄会(浅草国際通り商店街連合会)
後援:台東区
協力:協同組合 浅草商店連合会、台東川柳人連盟
グランプリ | 1句 | 5万円 |
準グランプリ | 1句 | 2万円 |
特選 | 3句 | 1万円 |
佳作 | 10句 | 5千円 |
日時:令和7年2月16日(日)
会場:浅草ビューホテル2階公開空地(台東区西浅草3-17-1)
投句いただいた方で、当日、会場にご来場いただいた方に参加賞をプレゼント
ご来街の際は、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、消毒液(会場設置)の利用などをお願いします。また発熱のある方、体調のすぐれない方(咳・咽頭痛などの症状がある方)のご来街はご遠慮いただきますようお願いいたします。
サラリーマンや主婦、子どもを対象とした一般公募の川柳コンテストはすでにおなじみです。生活者の本音を面白おかしく描いた作品には、くすっとさせたり、なるほどなと感心させられたりします。
川柳は五・七・五で綴られた日本の伝統短詩ですが、短歌のように万葉語をつかったり、俳句のように切れ字や季語を使うなどの制約がありません。いま思っていること、感じたことを口語体で素直に五七五にまとめます。
川柳を川柳たらしめる要素は「穿(うが)ち」「おかしみ」「軽み」 と言われています。「穿ち」は、皮肉や風刺のこと。「おかしみ」は、滑稽味、ユーモアのことで、これを「軽み」 をもってさらりとよみます。しかし、この三要素にとらわれる必要はなく、人間を直接描けば川柳になります。自由に作っていいのが川柳の面白さです。
川柳は、俳諧から生まれたもので、「七・七」を前句(題)として出題し(前句付)、これにあった「五・七・五」(付句)を競ったことから始まりました。その生みの親が「柄井川柳」(からい せんりゅう/1718〜1790年)です。
柄井川柳は、現在の台東区蔵前にある「天台宗龍寳寺」の門前に住んでいました。前句付の点者(作品を選ぶ選者)として、現在の公募コンテストにあたる「万句合」(まんくあわせ)を興行すると、これが大評判となりました。これをもとにまとめた句集『誹風柳多留』も大ヒット。この本では前句はなく付句だけを掲載したことから、これ以降、付句だけの句を「川柳」と呼ぶようになりました。
「天台宗龍寳寺」は別名「川柳寺」と呼ばれ、柄井川柳の菩提寺になります。現在の春日通りと新堀通りの交差点付近には「川柳発祥の地」の石碑があります。この地で最初の万句合が開催されたとされています。また、「天台宗龍寳寺」前の通りは、「川柳横丁」と呼ばれています。